サムネ引用元:https://mirai-dora-world-online.com/i/16114366
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『悪魔のドラえもん』といえば、タイムマシーン3号さんの漫才が有名で、本日のTwitterでもトレンド入りしていますが___
原作漫画では実際に悪魔のような描かれ方をしているドラえもんをご存知でしょうか?🙄
漫才中で表現されるドラえもん、とまではいきませんが笑
本記事では、漫才を見て触発された筆者が、そんなドラえもんの素顔に記憶を頼りに、懐かしく思いつつも生暖かい目で、悪魔的なドラえもんについてまとめていきたいと思います
※本記事は私個人の見解を含んでおります。異なる意見や視点も存在しますので、あらかじめご了承ください。参考程度にどうぞ!
⇩タイムマシーン3号 悪魔のドラえもん
めっちゃすき
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恐怖のドラえもん道具7選
どくさいスイッチ
藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』に登場するひみつ道具の一つ。及び同作品のエピソードの一つ。TC15巻収録。
このスイッチを押すと、気に入らない人間及び生物を消し去ることが出来る。消し去られた人間は物理的に消滅する訳ではなく、最初からこの世に存在していなかったことになる。行方不明なんてそんな生易しい扱いではない、消し去られた人物のことは誰も覚えていないのである(例外として、どくさいスイッチの持ち主及び使用者は消し去られた人物のことを覚えている)。
引用:ピクシブ百科事典
名前を言いながら押すと、名指しの相手の存在が消えてしまう、という恐ろしい道具でした
相手はなんの抵抗もできず、歴史上から存在がなかったことになってしまいます
話のオチは「独裁者思考の人間を懲らしめるため開発された道具」というもので、最後は全て元通り、普段の人間関係のありがたさがみにしみる、というもの
この話、
のび太の暮らす街中の人間がいったいどこに消えていたのか、スイッチを押している間の背景が一切描かれていません
良い話としてまとめられていますが、もし「良心の呵責」というフラグで元通りになる、という道具だったとしたら____
こわい
地球破壊爆弾
藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』に登場するひみつ道具の一つ。初登場エピソードはTC7巻収録「ネズミとばくだん」。
家にネズミが出てパニックになったドラえもんが、ネズミを退治する為に取り出した対惑星級の戦略兵器。
その様子を見て慌てたのび太と玉子が「ネズミは驚いて逃げていった」とドラえもんを誤魔化して安心させたことで、実際には未使用のまま終わっている。
引用:ピクシブ百科事典
単純に名前通りの道具で、もちろん使われてはいないが、まずその存在が怖い
そして、ネズミ相手に使おうとするドラえもんが怖すぎる
全てを無に帰する道具をあっさりポケットに入れているということで選考入り
悪魔のパスポート
どんなに悪いことをしても、これを見せると許されるパスポート
これ、もしのび太が優しい人間でなかったら、世界は終わっていたかもしれません
たしか、良心の呵責に耐えられなくなったのび太がドラえもんに道具を返す、というオチだったかと思うんですが
作中ではデメリットが出てきません
もう一度言います
この道具にはデメリットが描写されていません
怖くない?
タンマウォッチ
時間止められるとか最強じゃない?
どんな敵も、どんな仕事も、どんな欲望も思いのままじゃない?
圧倒的最強道具の地位を独占してきたタンマウォッチも、映画日本誕生で「さらに未来の科学者には通用しない」という激萎え設定ですこし弱体化されました
話のオチも、確か時を止めた状態で道具が壊れて焦る!とかそんな感じ。性能的に、そんなに簡単に壊れられても困るんだよぅ
これも悪人が持ったらマズイ道具として選考入り
フエルミラー
物語のオチにある鏡人間の襲来という恐怖
つまり、戦闘員を無限に増殖できうる最終兵器と化すことができるのではないか・・・という子供ながらの妄想、恐怖があったフエルミラー
大人になった今思ってみても、欠点が見当たりません
無尽蔵に労働力を生産できうる、と言う点でかなり強烈な道具なんですが、特に怖いと言う取り上げられ方はしていません
謎
逆さになって使い物にならないものであっても、コピー品をさらにフエルミラーにかざすとどうなるのだろうか?と言うのも永遠の謎です
うつつまくら
完全にホラー回
個人的には、ドラえもん史上最も恐ろしい話です
何から何まで本当に怖い
お子様の夜の睡眠を妨げたいか、夜トイレに行けなくすることが目的としか思えない
ひみつ道具の名は「うつつまくら」
現実(何をやってもうまくいかない)と夢(全て思い通り)を入れ替える
という最恐の道具
本作では、どこから夢で、どこまでが現実なのかがわからなくなるという恐怖が描かれています
【夢?】で夏休みを完璧に過ごし、宿題も済ませたのび太(理想)だが、ドラえもんの一言で現実に引き戻されてしまう
【現実?】に引き戻され、いつも通り宿題も何もやってないまま夏休み最終日ののび太(現実)はドラえもんに理不尽に怒り出す
そこでドラえもんが夢と現実を入れ替える道具を出して・・・というお話
①夢→②現実→枕使用→③夢(上手くできていても周囲の反応が気に入らない)→枕使用→④現実
この『夢で枕使用→現実へ』で目覚めた直後④のドラえもんが怖すぎるんです
この現実では当然、宿題をやっていないのび太なんですが、その時の会話では
のび太『今日は夏休みの最終日?』
ドラえもんは『そう、宿題もバッチリ残ってる』
え????
ドラえもんおまえ、、、
のび太の夢の中の話を
なんで知っているんだ?
この話で最も恐怖を感じる点は、ドラえもんが『夢』『現実』双方の記憶を有している点
作中ではあっさり描かれていますが、ドラえもんの表情がマジで怖くみえてくるんです
とまあ、その後は夢を都合よくいじる方向に話が展開していき____
最初から最後のオチまで一貫して不思議な空気を醸し出すホラー回
ここでオチを言うのは忍びないので、未読の方はぜひ漫画でお試しください🙄
※添付の動画は完全にネタバレありです
タイムマシン
昔から謎なんですが___
過去に行くと、過去の自分がいて
未来に行くと、未来の自分がいるわけですよね
実際、のび太は過去の自分にも、未来の自分にもタイムマシーンで会い、会話をしているシーンがあります
では、タイムマシーンで時間旅行に出発した直後の『のび太』は、どうなるのいるのでしょうか?
過去にも未来にも自分がいるのなら、1分後にも1秒後にも、のび太がいるはずですよね
つまり、自分が出発した『まさにその一瞬』以外には、タイムマシーンを使わなかった自分自身がいる、ということになります
これの何が怖いのかというと、映画『パラレル最遊記』においてのタイムマシーンの仕様説明では、物語の都合上到着指定日時の前後24時間のズレが生じてしまうというルールが追加されています
え?それだと元の時代に帰れなくね?
別の自分が、わが家に陣取ってね?
対鏡の自分どころじゃなくね?
その瞬間の自分の立場で考えれば__(タイムマシンを使ってない自分視点だと)普通に生活してたらいきなり「タイムマシンでやってきたよ!」って他の数分前後の自分がやってくること自体が恐怖だよ(伝わるかな)
この見方をしてしまうと、作中ドラえもんのタイムマシーン仕様時に説明ができない矛盾点が多く生じてしまうんですが、
それよりも何よりも『まさにその一瞬』の範囲(1分なのか1秒なのか、それとも)を考えてしまうと夜も眠れなくなった少年時代を思い出します
最後に
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最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
漫才をひさしぶりにみて、昔大好きだったドラえもんについてただただ書きたくなり、一心不乱に書き殴ってしまいました
すべて個人的な感想で、記憶に頼っている部分も多く間違いも多いかと思いますが生暖かい目で何卒・・・
皆様の思い出のひみつ道具はどんなものでしょうか?
それではっ
おしまい!