※サムネ画像はイメージです
ネット、とくにVtuber界隈では、思いもよらぬ小さな火種が瞬く間に大きな炎上へと変わることがあります。
今回取り上げるのは、猫宮るなさんとみけねこさんの間で起きた騒動です。
きっかけは、ある発言をめぐる誤解と反論から始まり、SNS上では一気に注目の的となりました。
かつての私も、似たような構図の中で誤解を受け、ネットの炎に包まれた一人です。ほんの一言のつもりが、誰かの神経を逆撫でし、それが拡散されていく恐怖を知っています。だからこそ、今回のやり取りを見て、過去の自分と重なる部分が多く、見過ごすことができませんでした。
この記事では、双方の主張やSNSで交わされたやりとり、世間の反応を整理しながら、何が問題の核心だったのかを読み解いていきます。そして、同じような失敗を繰り返さないためのヒントを、過去に大きく傷ついた私の経験を交えて綴っていきたいと思います。
この記事でわかること
- 猫宮るなさんとみけねこさんの言い争いのきっかけと背景
- 両者が主張する内容と主な論点
- SNS上で見られた多様な反応と温度差
- ネットトラブルを避けるために意識したいこと
※この記事はSNS情報を中心に書かれていますが、意見や感じ方は人それぞれです。推測の域を出ず、異なる意見や見解があることも理解しておりますので、どうかご了承ください。本記事を通じて、少しでも多くの方に伝えられれば幸いです。
喧嘩の発端は?――きっかけとなった言葉と配信内容

この人私だとか言われてるんですけど100%違うの で誤解してる人頼むよ〜●♪何故か配信スタイル はパクってるから炎上商法だと思う!ちなみに初配 言の時、指輪売って受け取った人は結婚できますと か色恋営業してたから知らん。結婚出来なかった人
https://x.com/kusuridaisuke/status/1909545418238914944
は勝手に通報してくれ法律変わったからね
どなたかよく存じ上げませんが、私は貴方様を真似しているという事実はございません。 否定するだけなら理解出来ますが、パクっているや炎上商法、色恋営業発言等は名誉毀損、営業妨害に当たりますよ。 調べましたが38歳だそうですね。そろそろこういった事はやめた方が良いと思います。
https://x.com/RunaNekomiya/status/1909172288114831412

う〜〜む・・・?
今回の騒動の引き金となったのは、あるVtuberさんが配信中に語った「冗談」のひと言だったようです。
そして、その言葉に対して別のユーザーが疑問を呈したことで、思わぬ展開に発展しました。
V界隈で起こる言葉の衝突は、背景を知らなければ誤解されやすいものですが、今回もまさにその典型だったのではないかと思います。
配信での発言が波紋を呼ぶ
一部のファンによれば、猫宮るなさんの初期配信の中で、
「グッズをすべて購入したら結婚できる」
といった趣旨の発言があったといわれています。その言葉は、本人にとっては冗談のつもりだったのかもしれません。ですが、配信が現在非公開となっているため、その真意や言い回しを確認する術がない状態です。
その発言に対して、
「これは色恋営業ではないか?」と疑問を投げかけたのが、みけねこさんでした。
恋愛感情を匂わせるような営業方法は、一部の界隈ではタブー視される傾向にあり、こうした言動に敏感な視聴者も少なくありません。
私自身もかつて、自分では軽いつもりで言ったひと言が、恋愛目的だと捉えられてしまい、フォロワーが一気に離れていったことがあります。意図しないニュアンスが相手に伝わる恐ろしさを、あのときほど強く感じたことはありませんでした。
年齢に関する誤情報と反発
さらに騒動を大きくしたのが、「年齢」に関する一言です。
猫宮るなさんが「調べたところ38歳らしい」と発言したことで、みけねこさん側は「私は38歳ではない」と強く否定し、「その発言こそが名誉毀損ではないか」と反論しました。
年齢はデリケートな話題です。
ましてやネットでは、根拠の薄い情報が「事実」として一人歩きしてしまうことが多く、間違ったまま拡散されることもしばしばです。
かつて私も、実年齢とは違う噂が広まり、「年齢詐称だ」と言われて炎上しかけたことがあります。どこから情報が漏れたのか、どう訂正しても信じてもらえず、「自分が自分である証明」が通じなくなった感覚は、今でも忘れられません。
このように、配信中の発言と、ネット上での一言が重なり、今回の騒動の火種となりました。誤解を恐れて何も言わないのも難しい時代ですが、配信者にとっては「伝え方」によって人生が左右されるリスクがあることを、あらためて認識させられる出来事だったように思います。
論点はどこ?――「色恋営業」「パクリ」「名誉毀損」の攻防

騒動がここまで大きくなった理由は、一つの発言にとどまらず、複数の論点が絡み合ってしまった点にあるように思います。
それぞれの言葉が、次の反論を呼び、雪だるま式に問題が肥大化していった――そんな印象を受けました。ここでは、実際に飛び交った主張をテーマ別に整理してみます。
なぜ「色恋営業」と言われたのか
結婚できると思ってたのに… ショックで立ち直れません
https://x.com/itachiyukkuri/status/1909520514839703557
ある視聴者が、猫宮るなさんの配信内容に「恋愛をちらつかせる言い回しがある」と指摘したことで、「色恋営業では?」という見方が広がったようです。特に、ファンとの関係性を強調するような発言は、特定の層には不信感を抱かせることがあるため、敏感に受け取られたのだと思われます。
もちろん、本人が真剣に恋愛を持ちかけていた可能性は低く、あくまでネタとしての一環だった可能性が高いですが、誤解は常に隣り合わせです。
私も過去に、ファンに対して感謝の意味を込めたメッセージを送っただけで、「好意があるように見える」と言われて炎上しかけたことがありました。「本気で好きになる人がいる」と言われたとき、やっと“配信者とファン”の距離の重さに気づかされたのです。
パクリ疑惑とは?スタイルの類似と誤解
もうひとつの論点は、「配信スタイルが似ている」ことから生じた“パクリ疑惑”です。
ある視聴者が、みけねこさんに似ているという印象を持ったことで、「猫宮るなさんは意図的に寄せているのでは?」という憶測が広まりました。しかし、猫宮るなさんはそれを真っ向から否定。「あなたを真似した事実は一切ない」と明言し、「誤った情報は営業妨害にあたる」と警告しました。
私も何度も「●●のパクリ」と言われた経験があります。参考にしたつもりがなくても、雰囲気や話し方、テーマ選びが偶然似ていたというだけで「真似してる」と思われてしまうのが、インターネットの怖いところです。
名誉毀損と営業妨害、どこまでが線引きか
今回の争いで最も根深い問題となったのは、「名誉毀損」「営業妨害」という言葉の応酬です。みけねこさんは、38歳という誤情報や、配信スタイルの類似を理由にされたことで「名誉毀損ではないか」と訴え、猫宮るなさんもまた、「色恋営業」「パクリ」などの指摘が自身の活動に悪影響を及ぼすとし、「営業妨害にあたる」と主張しました。
こうした言葉のぶつかり合いは、どちらが正しい・間違っているという問題ではなく、「何を根拠に、どのように発信したか」が問われるものです。
かつて私も、善意のつもりで言った一言が相手を傷つけてしまい、「訴える」とまで言われたことがあります。発信する者は、どこまでが“自由な意見”で、どこからが“他人の権利を侵害する言葉”になるのか、常に意識しなければならないのだと痛感しました。
SNSの反応は真っ二つ――冷笑・擁護・怒り
この騒動がさらに拡大した背景には、SNS上での“第三者たちの反応”がありました。
炎上が起きたとき、当事者同士の発言だけでなく、それを取り巻くユーザーたちの反応が、状況を大きく左右することがあります。今回も例外ではなく、SNSにはさまざまな立場や温度感の意見があふれかえりました。
どっちもどっち派の冷静視点
もっとも多く見られたのは、「どっちもどっちだろう」「不毛な争いだ」という冷笑的な立場の投稿でした。まるで観戦モードで喧嘩を楽しむかのような様子で、喧嘩の応酬を“キャットファイト”や“ネットバトル”とネタ化する人たちも目立ちました。
私も過去、炎上した際に「燃えてるの見て楽しい」などと軽口を叩かれたことがあります。渦中の自分にはそれがどれほど苦しかったか、笑いに変えられる余裕なんてあるはずもなく、ただ静かに傷ついていたのを思い出します。
冷静に見えても、無責任な観客が火に油を注いでいる現実を、私たちは忘れてはいけないと思います。
猫宮るなさんを応援する声
一方で、「悪意ある憶測で批判されるのは可哀想」「気にせず自分の活動を続けてほしい」といった、猫宮るなさんを擁護する声も一定数存在していました。彼女がパクリや色恋営業をしているという証拠が不明瞭なことから、「被害者なのでは?」という見方も根強くあります。
私も活動者だった頃、根も葉もない噂を信じて離れていく人がいる一方で、「私は信じてるよ」と言ってくれた数少ない人たちがいました。その言葉に何度救われたか、今でもはっきり覚えています。活動者にとっての“信じてくれる存在”の重みは、何よりも大きいのです。
みけねこさんをかばう意見と精神的ケアの重要性
逆に、「みけねこさんは繊細な人で、過去の出来事で既に苦しんでいる」「年齢をからかうような発言はひどい」といった声も多く見られました。誤った情報で傷つけられたと感じる側にとっては、ネット上で軽く扱われる一言が、大きなダメージになることがあります。
かつて私も、性格や容姿を揶揄された言葉が心に刺さり、しばらく活動をやめてしまったことがあります。いくら表向きに笑っていても、心の中では静かに壊れていたのです。
誰かの配信者人生を奪う一言になってしまうかもしれない。そう思えば、私たちはもっと慎重に言葉を使うべきではないでしょうか。
どうすればよかった?――ネット喧嘩の危うさと伝えたい教訓
今回の騒動は、当事者同士の考え方や言葉選びが、少しでも違っていたら、ここまで大きな波紋にはならなかったかもしれません。そして、それは私自身が過去に経験した炎上とあまりに似ていて、心がざわつくような気持ちになりました。
私は、何度もネットで言葉の行き違いからトラブルになり、そのたびに「どうしてこんなことになってしまったんだろう」と自分を責めてきました。でも、あの経験があったからこそ、今ならはっきり言えることがあります。
失敗から学んだ「スルー力」の重要性
誰かが自分に対して攻撃的なことを言ってきたとき、言い返したくなる気持ちは痛いほどわかります。しかし、そこに乗ってしまった時点で、状況はコントロール不能になることが多いのです。
私が炎上したときも、最初は小さな批判を「誤解を正したい」と思って反論しました。でも、それに反論が返ってきて、またそれに応戦して…。結果的に、それが延々と続く「レスバトル」になってしまいました。
もしあのとき、相手の言葉を「わかってくれる人もいる」と受け流す余裕があれば、全然違った結末になっていたはずです。
言葉が人を傷つけることを忘れない
インターネットでは、「一言」の重さが現実以上に大きく響きます。誰かにとっては軽い冗談でも、他の誰かにとっては人格を否定されたような言葉になってしまうこともあるのです。
今回のように、年齢や性格、過去の言動について言及することは、特に慎重であるべきです。なぜなら、それは本人が一番気にしていることかもしれないからです。
私が批判の中で一番苦しかったのは、「どうせお前は◯◯だから」と断定されるような言葉でした。その“決めつけ”が、自分の努力や背景をすべて否定されたように感じたのです。
過去に同じように炎上してしまった私の経験から
私がこうして記事を書いているのは、誰かを裁くためではありません。過去に同じような失敗をして、人との信頼を失い、自分自身も壊れかけた経験があるからこそ、伝えたいことがあるのです。
ネットで何かを発信するということは、見ず知らずの何千、何万人に向かって言葉を投げるということ。だからこそ、冷静さと想像力がなによりも大切だと思うのです。
ファンの反応は?
【1. 「どっちもどっち」「地獄絵図」派】
多くのユーザーが、今回の騒動を**「不毛な争い」「地獄」「痛み分け」**と受け取っています。
- 「どっちもどっちで草」
- 「争いは同じレベル同士の者でしか起きない!」
- 「地獄みたいになってて草」
- 「地下アイドルがファンの取り合いしてるみたい」
- 「令和の貞子VS伽椰子」「宿儺VS宿儺」などネタ混じりのコメントも
✅ 多くが冷笑的・第三者視点で眺めている構図です。
【2. 猫宮るな擁護派】
るなさんを応援する声や、「名誉毀損を主張しても正当だ」とする意見も散見されます。
- 「言ってることは正しい」「気にせず配信に集中して」
- 「38歳だそうですね←これは普通に名誉毀損」
- 「どなたか存じ上げません、はV市場に疎すぎる」
- 「似てるけど、それだけでパクリは言い過ぎ」
✅ 一部は「冷静なファン」や「界隈知識がある層」からの支持。
【3. みけねこ擁護派】
みけねこさんに対して「傷ついているのにさらに追い詰めるな」という声も。
- 「本人はそれらで日々苦しんでるのに、これ以上はやめて」
- 「年齢間違いは名誉毀損以前にプライバシー侵害では?」
- 「みーちゃんは18歳だよ」
- 「認めれば済む話を、シラを切るから悪化する」
✅ 特に精神的負担を懸念する層や昔からのファンからの声が多いです。
【4. 年齢・名誉毀損論争】
「38歳発言」は騒動の大きな火種となり、法的観点や事実確認について意見が分かれました。
- 「名誉毀損が成立するのは事実が“嘘”の場合だけ」
- 「年齢を間違えただけで名誉毀損?」
- 「38歳じゃない!と言いながらファン垢が『30代後半です』って書いてる」
- 「年齢の開示は本人の自由。勝手に言ったらアウト」
✅ 法的な知識を持つ人の冷静な視点もあり、論点の複雑さが浮き彫りに。
【5. 画像・初配信ネタ・証拠に関する混乱】
元となった画像や動画が非公開・削除済みのため、話題の発言確認が困難になっている状況です。
- 「画像が見えない」「非公開じゃ証拠も何もない」
- 「初配信で“グッズ全買いしたら結婚できる”発言あった記憶ある」
- 「誰か添付画像見せて」
✅ 証拠がないことで、「言った/言ってない」論争に拍車がかかっています。
【6. ネタ化・観戦モード】
このバトルを「エンタメ」として見ている層もかなり多く、大喜利・パロディ化の流れも見られます。
- 「ポテチとコーラ持ってくる!」
- 「バチバチで草」「キャットファイト最高」
- 「1人2役じゃね?」という陰謀説も
- 「先攻みけねこ 後攻猫宮るな 1小節100ターンREADY FIGHT」
✅ 騒動がネタ化・祭り化している様子も伺えます。
✅ 総まとめ
- 両者のファンが熱くなりすぎて泥沼化?
- 「年齢発言」「パクリ疑惑」「色恋営業」など、論点が入り乱れている。
- 多くの第三者は「どっちもどっち」「観戦モード」で静観中。
- 一部は精神的負担や法的リスクを心配する声も。
さいごに
猫宮るなさんとみけねこさん、二人のやり取りをめぐる今回の騒動は、単なるネット上の言い争いでは済まされない、多くの示唆を含んでいたように思います。
配信の発言ひとつ、SNSの投稿ひとつが、受け取る側の心にどう届くかは完全には読めません。そしてそれが、誤解や感情的な反発を呼び、思わぬ炎上につながってしまうこともある――それが今のネット社会の現実です。
でもだからこそ、私たち一人ひとりが「伝え方」「受け取り方」を少しだけでも工夫すれば、きっとこのような衝突の多くは避けられるのだと思います。
私がこの記事を書いたのは、「どちらが悪い」と結論を下すためではありません。むしろ、これを読んだあなたに「もし自分が当事者だったら」と一瞬でも想像してほしかったのです。そして、かつての私と同じように、ネットの中で大きく傷つく人が少しでも減ってほしい――それが、心からの願いです。
今回の騒動が、関係者の方々にとってこれ以上の負担とならず、それぞれが前を向いて活動を続けられることを、静かに願っています。