最近SNSやガンプラ売り場でやたらと聞くようになった「パニおじ」って言葉。
最初に見たとき、私は正直「また誰かをネタにしたあだ名か」くらいにしか思っていませんでした。
でもある日、自分がその“パニおじ”と呼ばれる立場になっていたことに気づいたんです。
朝4時起きで並んで、両手にキットを抱えて帰宅。作る時間なんてほとんどないのに、「買えた!」ってだけで満足してる。
……あれ?これ、まさに“パニおじ”やん。
同じように悩んでいる人、もやもやしている人に向けて、この記事では「パニおじって何?」「本当に迷惑なの?」「どう付き合えばいいの?」という視点で、ちょっと本音でお話ししていきます。
この記事でわかること
- 「パニおじ」ってどんな意味?
- どうしてこんな言葉が生まれたのか
- 批判される理由と、そうじゃない人の視点
- 積みプラ=悪なの?って疑問に答えます
- これから趣味を楽しく続けるためにできること
※この記事はSNS上の反応や個人の経験をもとに書かれています。感じ方や意見は人それぞれなので、「そういう見方もあるのか」と軽く受け止めていただければ嬉しいです。
パニおじって結局どんな意味?

一言で言えば、「ガンプラをパニック的に買い漁るおじさん」のこと。
新作や再販が出たとたん、「今買わなきゃ!」と焦って店に並び、何個も買っていく。そんな行動をとる人たちを指して使われる、ちょっと揶揄っぽいネットスラングです。
私もまさにそうでした。「また再販されるでしょ」とスルーできていた昔とは違い、今や“買えるときに買う”が常識。
この変化の背景には、いくつかの理由があります。
コロナとガンプラブームのダブルパンチ
まずはコロナ禍。おうち時間が増えたことで、みんなの「何か作ってみよう」欲が爆発。
ガンプラ人気はうなぎ登りなのに、生産は追いつかず、あっという間に品薄状態へ。
そんな状況だから、誰もが「いま買っとかないと次はいつ?」という不安に駆られたわけです。
ちなみに私、某家電量販店に朝4時に並んだことがあります。
睡眠時間を削ってでも並んだのに、開店直後に列が崩れて軽く混乱…正直、心が折れかけました。
ネットで広まった“ちょっとイジり系”の呼び名
「パニおじ」という言葉は、元々ちょっと笑いを交えたネタ的な呼び名でした。
でも、次第に“冷ややかな視線”が混じり始め、いつの間にか「迷惑な存在」扱いされることも。
ただの趣味なのに、それってちょっと切ない話ですよね。
作ってないからって悪者?いやいや、積んで楽しむのも立派なスタイルだと思うんです。
パニおじあるある行動集
じゃあ、どんな行動が“パニおじっぽい”って言われちゃうのか、ざっくりまとめてみましょう。
早朝行列と開店ダッシュ
とにかく朝が早い。早すぎる。
「おはようございます!」じゃなくて「まだ夜やん!」って時間から並ぶ人、多いんですよね。
しかも開店と同時にダッシュ。年齢問わず、ガチ勢の熱量に圧倒されます。
複数箱購入は当たり前?
「ひとつだけ」なんて甘い考えでは競争に勝てません。
お気に入りは“保存用・組み立て用・改造用”の三拍子揃えるのが基本(!?)という猛者も。
積んで満足、作らなくても満足
これ、正直に言います。私も積んでます。めっちゃ積んでます。
でもね、買ったことで「よし、安心!」ってなるんです。
押し入れを開けて「このキット、いいなあ」と眺めるのも、ちょっとした癒しなんですよ。
作ってないけど幸せ。これが“積みの美学”です(開き直り)
害悪なの?って言われたらちょっと考えたい話
「パニおじ=悪」って短絡的に決めつけられがちですが、そこにはいくつか“すれ違い”もあると思うんです。
明らかに迷惑な行動は、やっぱりダメ
たとえば、店員さんへの無理な要求、列を乱す、他の人を煽る…こういうのは論外。
一部の人のマナー違反が“パニおじ全体”のイメージを悪くしてしまっているのは事実です。
でも、全員が迷惑かけてるわけじゃない
黙って買って、静かに積んで、たまに作ってるだけ。
そんな「誰にも迷惑かけてない」おじさんたちまで、ひとくくりに悪者扱いされるのは、正直つらい。
趣味は自由であるべきですよね。誰かの楽しみ方をジャッジするのって、ちょっと違う気がします。
なんで誤解されるのか?
背景には“買えない人の不満”や“転売屋との混同”なんかがあるのかもしれません。
再販がいつになるか分からない中で、「見つけたら買っとこう」っていう気持ちは、誰にでもあると思うんです。
私は昔、欲しかったキットを「また今度」と見送って、二度と見つけられなかったことがあります…
あれ以来、“出会ったら即買い”のクセがつきました。
でも、その結果が「積みまみれ」ってのも、また悩ましい話なんですよね。
積み=悪ではない。楽しみ方は人それぞれ
積む理由も人によって全然違います。
「時間が取れないから」「じっくり作る派だから」「改造プランが決まるまで寝かせたいから」。
そのどれもが、立派な“自分のスタイル”だと思うんです。
ガンプラって、作る時間も含めての趣味。
だから、焦らず気分で付き合うのがいちばん心地いいんじゃないでしょうか。
さいごに 〜趣味は争うものじゃない
「パニおじ」って呼び方、ちょっと笑えて、でも少し切ない言葉です。
趣味を全力で楽しんでるのに、いつの間にか誰かの“邪魔者”になっていたような…そんなもどかしさがあります。
でも、私はこう思います。
買うペースも、作るスタイルも、それぞれ違っていい。
大切なのは、「自分の楽しみ方を、誰かに押しつけないこと」。
そして、同じ趣味を持つ人同士、お互いを尊重できる関係でいること。
たとえパニおじと呼ばれても、楽しんでるならそれでいいじゃないですか。
でも迷惑だけはかけずに、自分のペースでゆっくり楽しんでいきましょう。
積みがある。それは未来の楽しみが、たくさん詰まってるってこと!
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
もし共感したら、あなたの「積みプラ物語」もぜひ聞かせてくださいね。