これはただのバラエティじゃなかった
心を動かした“あの演奏”
毎年楽しみにしている人も多い「芸能人格付けチェック」
でも、今年の放送はちょっと様子が違いましたよね。SNSでも「泣けた」「ビビった」「え、あれって小学生だったの？」って声がバンバン飛び交っていて。
そう、あの“演奏対決”で、小学生ガールズバンドがプロの演奏を完全に超えてきた――そんな風に感じた人がものすごく多かったんです。
私は最初、何の疑いもなく「こっちがプロだな」って選んだ方が、まさかの小学生だったって知って、リアルに椅子からズレ落ちました（笑）。
この出来事がなんでこんなに注目されたのか、今回はそこをまるっと掘り下げていきます。
この記事でわかること
- なぜ小学生バンドが“プロより上手い”と話題になったのか
- 視聴者の評価が分かれた背景
- プロ側の演奏が「地味」と誤解された理由
- 音楽における「うまさ」とは何か
※この記事はSNSでの声を中心に書いています。感じ方には個人差がありますので、あくまで一つの視点として読んでいただけたらうれしいです。
あれ、プロよりうまくない？視聴者が戸惑った“逆転劇”
プロvs小学生ガールズバンド どう考えても演奏のクオリティ高いのは小学生の方だろ プロの方はテキトー過ぎ。ろくに通しやリハやってないだろ絶対。みんなバラバラだし鬼龍院が超歌いづらそう 技術高いの盾に雑に仕事してる
https://x.com/shunnsoku7187/status/1903400219460706812
「プロと小学生、どっちが演奏してるでしょう？」という、格付けチェックおなじみの比較企画。
同じ曲、同じボーカル。でもバックバンドだけが違うという設定でした。
番組を見た多くの人が、「音がまとまってて、ノリが良くて、楽しい」って理由で“Bの演奏”を選びました。ところが、それがまさかの小学生チーム！
この展開に、SNSは一瞬で大盛り上がり。「まじか」「信じられん」みたいなコメントが溢れて、ちょっとした“音楽騒動”にまで発展したんです。
視聴者がなぜそこまで間違えたのか？
それは、私たちが“うまい”と感じるポイントが人それぞれ違うから。
ある人は正確さを重視し、ある人はグルーヴや勢いに惹かれる。
だからこそ、小学生バンドの生き生きした演奏が心に刺さった人も多かったわけです。
どうして小学生の演奏に心をつかまれたのか？
あの演奏、聴いた瞬間に「なんか気持ちいい！」って感じませんでしたか？
リズムも合ってるし、何より一人ひとりが本気で楽しんで演奏してるのが伝わってくる。
そのエネルギーが画面越しにもビシビシ伝わってきて、気づいたら体がリズムをとってた――そんな人も多かったはず。
私も「音楽ってこういうことだよなぁ」って、久々に純粋な気持ちで聴けた気がします。
さらに言えば、彼女たちには“評価されよう”とか“上手にやらなきゃ”っていう打算がなかった。
ただ、楽器を鳴らすことが楽しくて、仲間と音を合わせることが嬉しくて、そのままステージに立ってる。
そんな姿勢が、そのまま音に出てた気がするんです。
プロの演奏が“地味”に見えた理由、ちゃんとあるんです
「なんか抑え気味だったな」「ノらなかったな」って言われたプロ側の演奏。
でも実は、あれって相当な“職人技”だった可能性があるんですよ。
プロって、派手さよりも“全体のバランス”を重視します。
ボーカルを引き立たせるために、自分たちの音を控えめにしたり、細かい部分を徹底的に整えたり。
そういう“引き算の美学”を自然にやってのけるのがプロのスゴさなんです。
でも、それがテレビという一発勝負の場では、どうしても“地味”に見えちゃう。
派手さや勢いで感情を揺さぶる小学生の演奏と比べると、印象が薄くなってしまったのかもしれません。
かつての私も、目立つプレイこそが“うまい”って思い込んでたんです。
だけど、引いて全体を支える演奏がどれだけ難しいかを知ってから、考え方がガラッと変わりました。
感性で選ぶか、技術で選ぶか――音楽の“答え”は一つじゃない
SNSで印象的だったのが、「間違えたけど、小学生の方に感動したから後悔してない」という声。
これ、まさに音楽の本質なんじゃないかと思うんです。
誰かに正解を押し付けられるものじゃなくて、「自分がどう感じたか」が一番大事。
技術的にすごい演奏より、心に響いた一音の方が価値がある。
そう気づかせてくれたのが、今回の演奏だった気がします。
音楽って、うまいだけじゃ伝わらないんだよね
小学生ガールズバンドを選んでしまうのって、単純に思い切り楽しんで演奏してるから、心に届く＝好き。だから選んじゃう。 プロは仕事としてやってるから、さほど感情は入れてない。 だからちゃんと音楽がわかる人にしか分からないんだよね。 #格付けチェック
https://x.com/ninelivesMimi/status/1903401247996264633
小学生ガールズバンドの演奏を聴いたとき、私の中で何かがパチンとはじけた感覚がありました。
昔の自分は、正確に弾けることばっかりにとらわれてた。
でも、それじゃ誰の心にも届かない。どれだけ練習しても、相手の胸に残らない――そんな悔しさばっかり味わってきました。
だからこそ、あの小学生たちの演奏が、あんなに多くの人の心をつかんだ理由が、痛いほど分かるんです。
今回の格付けチェックは、音楽って“感じるもの”なんだと、あらためて教えてくれました。
“うまさ”は人の数だけあるし、“感動”には正解も不正解もありません。
だからこそ、聴く側の私たちも、自分の感性を信じていいんです。
この記事が、誰かの「音楽の楽しみ方」をちょっとでも広げるきっかけになったら、こんなに嬉しいことはありません。
